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ご報告「天岩戸神社・天岩戸注連縄張神事」での巫女舞奉納

令和7年12月22日。一年で最も夜が深く長い冬至の日。光がいったん姿を潜め、再びこの世に瑞々しく戻り来る「一陽来復」の節目に、日本神話の故郷である宮崎県・天岩戸神社にて執り行われた「天岩戸注連縄張神事」にて巫女舞奉納舞を執り行いました。
かつて天照大御神が岩戸にお隠れになり、世界が暗黒に包まれた際、神々は歌い舞うことで光を呼び戻しました。天岩戸神話の舞台そのものであるこの聖域で舞うことは、語り継がれる物語を「身体を通して立ち上がる現実」へと昇華させる、畏れ多くも尊い体験となりました。

舞とは単に人を楽しませる芸能ではなく、閉ざされた世界をひらくための切実な「祈り」です。その原点が今も静かに息づく高千穂の地で、一挙手一投足に宿る緊張感、清らかさ、そして慎ましさを一振りの舞に込め、神々への敬意を捧げました。
音も言葉も最小限に削ぎ落とされた静寂の中、神話が単なる知識としての記憶ではなく、今この瞬間を生きる「息づく精神文化」として刻み込まれていきました。
闇の極みにおいて光を迎え直すというこの神話的実践は、地域に根差した精神文化への理解を深めると同時に、現代において私たちが再び世界を明るくひらいていくための智慧を再確認する場となりました。

天岩戸の語は、決して遠い過去の出来事ではありません。混迷する現代において、私たちがどのように光を見出し、未来を慈しんでいくべきか。
高千穂の山々に響いた祈りの舞は、日本文化が持つ「再生」の力を静かに、しかし力強く証明しました。日本文化伝承協会は、これからも巫女舞という伝統の形を通じて、古来より続く光の文化を次世代へと正しく繋いでまいります。

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